背戸(せど)の幸

今年も渋皮煮を作りました(*^_^*)


♪♪♪ 静かな 静かな 里の秋
     おせどに 木の実の 落ちる夜は
     ああ 母さんと ただ二人
     栗の実 煮てます 囲炉裏端 ♪♪♪~~~~

♪♪♪明るい 明るい 星の空
    鳴き鳴き 夜鴨の 渡る夜は
    ああ 父さんの あの笑顔
    栗の実 食べては 思い出す♪♪♪~~~~


夫農園の栗で 今年も渋皮煮を作った。
数年前までは 手先が器用で優しい二男が 一緒に手伝ってくれたことを思い出す。
食後の片付けの済んだテーブル一杯に新聞を広げ ざるやボールを動員して栗の皮むきを始めた。

「里の秋」を口遊みながら 栗剥きをしていたら いつの間にか隣に夫も来て剥き始めた(@_@;)
今まではワンマンで昭和の夫代表のようだった人が 頼まないのに自主的に手伝ってくれるなんて・・・・・さかなクンの真似ではないが ギョギョギョっ(驚愕!!)
でも有難いので 「里の秋」の2番の歌詞もサービスで?歌った (日頃はお気に入りの一番をリピートしてしている)


歌好きの夫が「2番の歌詞は知らなかったなぁ}と言いながら 気に入ったらしく2番を繰り返し口遊んでいた(笑)
テレビはついているのに 自分で歌うことに忙しかったのが可笑しかった。

ダーウインの進化論に
「最も力の強いものでもなく 最も頭の良いものでもなく もっとも変化に対応できるものが生き残る」そんな内容の一文があったことを思い出した。内緒ですがクスクス(心の中の笑いです) 良い変化は有難いことですヽ(^。^)ノ

一人よりも二人。夫のお手伝いのお蔭で 思ったよりもずっと早く剥けた。
それからは 一人仕事で数時間をかけて 渋皮煮の完成!

kannro.jpg

煮沸消毒した瓶に詰める作業も完成した。夫と二人のお茶うけに あっというまになくなるでしょう(^^♪
binndume.jpg

お正月用にお節の箸休めにする分は 冷凍にした。
栗と汁は別々に保存し 食べるときには解凍し 汁も温めて栗をくぐらせる。
瓶詰めよりも出来立てに近い味になるような気がする。
reitoukuri.jpg
(冷凍庫から出してきて映しました(#^.^#))


出来上がった渋皮煮を試食しながら 一緒にコーヒーを飲み久々に話が弾んだ。
共に老いてゆく身・・・・・これからは いろんなことを一緒に楽しむのもいいものだよね。

mesiagare_2015092902145754b.jpg(
   (お手伝い有難う。さあ召し上がれ(#^.^#))


♪♪♪ おせどに木の実の落ちる夜は・・・歌詞に出てくる おせどは「お背戸」。
裏の入り口・うらぐち・うらもん の意味。
家の裏口に植えられた 木の実の落ちる音がする夜・・・・そんな解釈だろうと思う。


背戸の実りを 今年も老夫婦揃って元気に享受することができた。
慎ましく暮らす我が家に 裏口から訪れた小さな幸せのひととき。


時々 うっすらとした雲間に隠れることもありますが まん丸のお月様が家々を照らしています。
スーパームーンの日。 恙無く今日の一日(ひとひ)を過ごせたことに 感謝をしながら綴る小さな独り言。


拙いブログを最後までご覧下さって有難うございます。
不定期ですが ゆっくりとでも更新して参りますので どうぞよろしくお願い致します。




追記、 渋皮煮の以前の関連記事。
     2011.10.4 ひと瓶の幸せ    2012.10.29 手仕事
    もしよろしかったらご覧いただければ 幸いでございます。










コメントの投稿

Secre

No title

おはようございます♪

おせどの説明文を読む前に「おせど」って何

子供の頃意味も知らずに口ずさんでいたっけなぁ
すぐにググる 成程~~と妙に納得 今では死語だとか
裏口がある家って減ってきたものね 
恰好だけはあっても実際には殆ど使われていない現状です

読み進めて行く内に あった~~^^

栗の皮むき 一仕事ですね これが面倒で買わない
かと言って剥き栗は美味しくない

渋皮煮 お正月までの保存食 家族全員揃うとお孫さん達は喜ぶでしょう

>今まではワンマンで昭和の夫代表のようだった人が 頼まないのに自主的に手伝ってくれるなんて・・・・・さかなクンの真似ではないが ギョギョギョっ(驚愕!!)

殿方もリタイアすると変わってくれなくては困るよね 良い事です

変わらないと見捨てられるよね(笑

はやとうり様

はやとうりさま こんばんは(*^_^*)

> 栗の皮むき 一仕事ですね これが面倒で買わない
> かと言って剥き栗は美味しくない

本当にそうですよね(#^.^#)
渋皮煮でも 始める前はちょっと億劫なのに 今日友人から 栗のポタージュを頂きました(@_@;)
ご主人が全部一人で山栗を剥いて作ってくれたとのことで どんなに大変だったかしらと思いました。
潰す前の茹で栗を浮かべて頂きました。ホテル仕様。とってもこっくりとしたお味でした(^^♪
私には作る勇気がありませんが。

> 渋皮煮 お正月までの保存食 家族全員揃うとお孫さん達は喜ぶでしょう

昨年までは30分に一人は誰かが泣いたり すねたりしていましたが 今年は4人揃って仲良く遊ぶようになりました。
お正月に全員揃うのを楽しみにしています。


> 変わらないと見捨てられるよね(笑

ええ本当に(#^.^#)
昭和の御世から 平成になって27年もたちます。
時代の変化を見極め対応できてこそのリスペクトであり 威張って尊敬されようとするのは孤城落日かと・・・(笑)

日本の歌もけっこう知ってるつもりだけど
古いものは歌詞の意味が分からなくて
先生の解説よりも
言の葉ISさんのお話で読む方がよくわかります
囲炉裏で煮てるのは渋皮煮だったんですね(^-^)

今日は私は茹でた栗をいただきました
秋ですね~

No title

こんばんは 言の葉ISさん
静かな秋のいちにち、穏やかな風景が目に見えるようです。
ご主人のお手伝いは嬉しいですね。
子供たちが成長したあとは
やはり夫婦ふたり原点にかえって
共にゆったりとした時間を楽しみたいものですね。
里の秋の2番は私も記憶にありませんでした。
優しい歌詞のこの歌は若者にも知ってほしいものです。

秘密のさいこちゃん様

さいこちゃん おはようございます(*^_^*)

有難うございます(*^_^*) それは年齢だと思います(笑)
オペラ等 専門的な音楽は さいこちゃんから解りやすく学ばせて頂いていますよ。

> 今日は私は茹でた栗をいただきました
> 秋ですね~

ええ~ 本当に秋ですね~(^^♪ 街路樹のナナカマドの実がオレンジから朱を深めてきました。
茹で栗 一番栗本来の美味しさが解って良いですよね! 私も大好きです(*^_^*)

イヴまま様

イヴままさま おはようございます(*^_^*)


> 子供たちが成長したあとは
> やはり夫婦ふたり原点にかえって
> 共にゆったりとした時間を楽しみたいものですね。

ええ 本当にそうですよね。
若き日には 慈しんでくれた親元を去ってまで選んだ人だったのですから(笑)
共に健やかでゆったり穏やかな時間を紡いでいきたいものです。

> 里の秋の2番は私も記憶にありませんでした。
 
2番は 頑張って語彙を繋げた感が強いのに比べ
1番の歌詞は 素直でストンと心に入り記憶に残りますよね。
秋になると自然にこの歌が口を突いて出ます(*^_^*)
 

こんにちは。

あ~、栗の渋皮煮も羨ましいですし、ご夫婦の仲も^^

栗を剥くのは一仕事ですね!

昔は、夜鍋するほど沢山の栗を剥いたものです。
最近は体力がないので、店頭の栗を眺めるだけですが(^_^;)

♪静かな 静かな 里の秋~

この歌を聴くと、胸がきゅんとしてきます。

こんにちは。

おいしそうなのは、もちろんですが

だんな様とのご様子が素敵ですね。

私も、夫が生きていたら

こんなふうに、できたのかなあ・・

楽しく想像しました。

NANTEI様

NANTEIさま こんばんは(*^_^*)  


> 昔は、夜鍋するほど沢山の栗を剥いたものです。

凄い!量も沢山とれたのでしょうね♪~
作物類は同じものが一斉に実るので 肩がこるとか疲れるとか 有難味も忘れて・・・・。
脆弱で 夜鍋をして頑張る根性もなく出来る範囲での頑張りでしたが
出来上がったら とっても嬉しくて頑張てよかったと思っています(#^.^#)


> ♪静かな 静かな 里の秋~
> この歌を聴くと、胸がきゅんとしてきます。
私もです。いいですよね 日本の歌って。旋律もですが言葉の美しさ・・・本当にきゅんとしますね。

森須もりん様

森須もりんさま こんばんは(*^_^*)


> 私も、夫が生きていたら
>
> こんなふうに、できたのかなあ・・
>
> 楽しく想像しました。

もりんさまなら もっともっと素敵な時間を紡いでいらしたと思いますよ。
今も天上界からお仕事の頑張りも ずっと見守って励まして下さっていますよ。
明日も元気にスマイルで お仕事お励みくださいね(#^.^#)

こんばんわ
渋皮煮美味しそうですね

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

ネリム様

ネリムさま こんばんは(*^_^*)

> 渋皮煮美味しそうですね

有難うございます(*^_^*)
毎年作るたびに 無事に過ごせてこそできる作業なので
そのことを有難く思いながら作っています(*^_^*)
プロフィール

言の葉IS

Author:言の葉IS
みちのく秋田在住。
座右の銘{往く言葉が美しければ 還る言葉も美しい}
日常の小さな出来事を綴ります。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
言の葉ISカウンター
言の葉IS

FC2Blog Ranking

リンク
検索フォーム