春を待つ心

今年も飾りました


「春の苑(その)紅(くれない)にほふ桃の花 下照(したで)る道に出で立つ少女(おとめ)」
春の苑にくれないの匂うかのような桃の花。その花の照り輝く下陰の道に出で立つ少女の美しさよ!
大伴家持のお歌だったと思いますが 初めて知ったのは中学生の頃でした。
口誦するたびにその風景が浮かび 桃の花の香りまで漂ってくるような なんて美しいお歌だろうかと思ったことでした。


自分の務めを精一杯の誠実さを以って成し遂げても ブラウニングのようにそれで(すべて世はこともなし) とはいかぬもの。家族に思わぬ事態が生じればなんとしたものかと思案もするし心も重く気も塞がる。

気が滅入って塞ぎ込んでもいたが たとえ稚拙な手作りの物であっても お雛様は箱に閉じ込めたままではいけないし必ず年に一度は風と光を充てるものだと言われたことを思い出し 今年も飾りました。


毛糸とフエルトだけでできた小さなお雛様を菓子の空き箱から取出し それぞれの位置に並べた。
材質の温かさと 色味の明るさに 少しづつ気持ちがほぐされていくような気がする。
こんな時にではなく こんな時こそと思うことも悪くはないものだと思った。


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麗らかな日差しと大地の熱が 根雪を解かす如くに 困りごとにも早く春の光が差してくれますように。
連理の枝は夫婦だけではなく 家族みんなに繋がっているものであり 枝先は四方に伸びていても 家族と言う根っこは一つであり どの枝もかけがえのない大切なものだと しみじみ思いながらキーを打つ雪の夜。

拙いブログを最後までご覧くださって有難うございます。
毎週火曜日に更新できればと思っております。次回は二月十八日を予定しております。
雪道での転倒や インフルエンザなど お気を付けてどうぞお健やかに 心豊かな日々をお過ごしくださいませ。


申し訳ございませんが 今回はご返事を差し上げることが叶いませんので コメント欄を閉じさせて頂きます。
勝手ではございますがどうぞよろしくお願い致します     言の葉IS 拝
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Author:言の葉IS
みちのく秋田在住。
座右の銘{往く言葉が美しければ 還る言葉も美しい}
日常の小さな出来事を綴ります。

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