庭からの贈り物

「む ・ か ・ か 」 ?


昨年植えたばかりのイチジクが 今年はもう沢山の実をつけてくれた。
ロングデュート。
大きな実をつけるイチジクです。

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秋田ではイチジクは 少し緑のうちに収穫してたっぷりの砂糖であめ色になるまで煮て 甘露煮として食べるのが一般的で 土産物売り場でも「イチジクの甘露煮」はほとんどの店舗にあり 結構人気商品だ。

スーパーでも ほとんど甘露煮用の 小粒で硬めのイチジクが売られているが 関東で育った私は子供のころから馴染んだ生食用のイチジクが懐かしくて 去年80センチくらいの苗木を買ってきて植え付けた。

それが たった一年の間に2メートルほどにも伸び ジャックの豆の木のように どんどん天を目指してゆく。
小さな庭であまりにも大きくなりすぎても困るので 先端で頭止めをしても 次々といろいろなところから枝を伸ばし その生命力の強さには驚かされる。


その強い生命力が結んでくれた実りを頂く。
感謝の思いを込めて より美味しそうに見えるように飾ってあげたいな。


縦割りにして 丸皿に盛る。
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輪切りにして 角皿に盛る。
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結んだ命の実りを頂くお礼に どちらがイチジクがきれいにみえるかしら?

子育てをしていた頃は 真っ白なお皿に白ワインで煮たイチジクに 生クリームとアイスクリームを添えて盛り付けたりしたけれど もう卒業。 
今は 老人の二人暮らし。面倒なことは極力パスしたいし メタボだし(笑)
シンプルな素の味が一番疲れなくて良い気がするようになった。



イチジクの季節になると思い出す。
何十年も昔の私が中学生のころ。

お弁当の時間 友人の一人が言った。
「今日の果物は む か か か」
「む か か って何?」 「そうよね む か か ってなんなの?」 数人が同じく問い返した。
みんな 頭の上にクエッションマーク状態。


「イチジクって 漢字で無花果って書くのよ。 私も昨日母から聞いて知ったんだけどね」
そこから友人が 昨日仕入れたばかりの知識と蘊蓄を披露し始めた。

イチジクは 無花果とも書くけれど 漢字一字で「九」と書いても イチジクと読むこと。
一日に一個づつ熟すので「一熟」が イチジクになったとも言われていること・・・・・etc

その時の会話も 一緒にお弁当を食べていた友人達一人一人の顔も 黒板 教卓 壁に貼られた習字などの展示物  窓から見える校庭の風景・・・・・遠い 遠い昔のことなのに不思議なくらい 鮮明に思い出される。

実りと共に 懐かしくノスタルジックな思いと時間。
小さな庭の大きなイチジクの樹からの贈り物。


拙いブログをお訪ね下さって有難うございます。
皆様の毎日が より良い日々でありますように。


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Author:言の葉IS
みちのく秋田在住。
座右の銘{往く言葉が美しければ 還る言葉も美しい}
日常の小さな出来事を綴ります。

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