春色に染まる

春を食す


友人たちと久しぶりのランチに行きました。
行先は秋田市から一時間半ほどの にかほ市にある自家製の野菜を使ってご夫婦で営む 農家レストラン。

お天気にも恵まれ良いドライブ日和。
右手に日本海。青空を映しながらキラキラと輝き 寄せる波しぶきの白との対比も美しい。
春の海は 穏やかで文部省唱歌そのままの気持ちになる。

誰からともなく歌い始め「海」を合唱しながらにわか結成の女性コーラスと絶え間ないおしゃべりで車中のにぎやかなこと。女三人寄れば姦しいと書くが五人だからとってもパワフル(^^♪


左手には小さな山が続く。桐の花や山藤の柔かな紫が山を覆う緑の若葉に映えて美しい絵巻物のようだ。
走るたびに何度も繰り返される絵巻だが そのたびに「また藤(ふじ)よ 藤」「あらこっちも 藤よ藤」「あらあっちも桐よ桐!)会話もその都度繰り返される。そして同じ固有名詞を二回使うのも女性の特徴のようだ。

運転をしている私は仕事で通り慣れた道だが 友人たちは初めて見る光景のようだ。
こんなに喜んでくれてよかった。あとは今日のレストランのお料理も当たりでありますように。

秋田市を出発して四十分ほど走ると 雪を頂く秀麗 鳥海山(ちょうかいさん)が眼前に広がった。
晴れ渡った空の下 雪の白さが輝きを増し神々しい姿で出迎えてくれた。
鳥海山に向かって走って行く。走るたびに山が大きくなって近づいているのが良く分かる。

遠くから見えた時には 山全体が薄い水色で雪の部分だけが真っ白に見えたが 近づくにつれ山裾の青葉若葉がむせ返るほどの緑の匂いを漂わせながら広がっていた。
秋田は杉林が多い。一年中緑を保つが緑の中に少し墨汁を垂らしたような黒ずんだような緑であり 今を盛りの雑木林の生まれたてのような緑が新鮮に感じられる。

さあ到着。
TV(人生の楽園)で放映されたことのあるご夫婦が笑顔で迎えて下さった。
玄関の横に広がる広いお庭には藤のアーチや 鉄線の紫や白 名残の赤やピンクの椿やスズラン黄水仙が 様々な木々の緑に映えて良く手入れをされた美しく風情のある佇まいを漂わせている。

フキノトウやワラビ タラの芽 こごみなどの山菜のほかに藤の花を一枝手折って天婦羅に仕立てていた。
花房の形を保ちながら少しづつ間引いて 米粉を使ってカラッと揚げてある。
海藻と岩塩を細かく挽いた塩をつけて頂く。

生まれて初めて食す 藤の花の天婦羅。ほんわりと柔かな香りがあり春を頂いているのだと実感した。
ミズの葉も裏側だけに衣をつけてあげているので 緑が鮮やかで春の色を頂いた。。

細筍の炊き合わせや 手打ちそばを紫色の辛味大根のすりおろしと共に頂いたり 凝ったお皿に盛られた一皿ずつに感嘆の声を出しながら 全員が全て美味しく完食し 最後に炒り大豆のコーヒーを頂きランチ終了。

帰り道は頂いたお料理の話に花が咲き やっぱり車中はパワフルな賑わい(#^.^#)
全員が満足のランチの旅。次回の集合を約束しあいながら無事に秋田に帰り着いた。

久々の友人たちとの遊び時間の間に たっぷりとお日様の匂いを吸い込みながらふっくらと乾いてくれた洗濯物を取り込み 休日が終わる。
春の装いで 春の景色を堪能し 春の食材に舌鼓を打ち 春色に染まる幸せな時間。
恙無く一日(ひとひ)を過ごせたことに感謝をして綴る 美しく晴れ渡った春の日の小さな独り言。


拙いブログを最後までお読みくださって有難うございます。
(言の葉ISの絵のない絵本)は毎週火曜日にこうしています。
次回は六月三日を予定しています。どうぞご覧下さいませ。l
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Author:言の葉IS
みちのく秋田在住。
座右の銘{往く言葉が美しければ 還る言葉も美しい}
日常の小さな出来事を綴ります。

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