番外編・(箸休め)・相性
末っ子の薔薇
冬タイヤへの交換も済み 朝晩どころか日がな一日ストーブを焚くほど寒くなったこの季節に 小さな薔薇の蕾が庭の片隅で 裸木に一輪残っていた。
かじかんだような硬い蕾。ふっくらと開く力が残っているかどうか判らないが 寒かっただろうにと思い家の中に連れて来た。
葉も一枚残らず落ちてしまっているので 如何にも寒そうな風情だ。
雪国秋田でこの時期に地植えの薔薇を見ることは稀である。
晩秋と言うよりも初冬と言うべきこの時期に 思いがけずも久々に見た薔薇の存在。
冬薔薇(ふゆそうび)。美しい表現だ。冬咲くバラのことで 俳句の世界では一月の季語だ。
ふと、そんなことを思い出しながら 鶴首の花瓶に挿してみた。
わが家の庭で今年最後に咲いてくれた末っ子の薔薇。小さな硬い蕾。
何だかとても貴重に愛おしく思える。
部屋の中でゆっくりと温まりながら のんびりその蕾をほどきくつろげる時間を見つけることが出来てよかった。
毎日水を取り替えて温かさと光を気遣いながら見守っているからね。
何だか遠い昔に口づさんだ(花とおじさん)の歌を思い出した。
(花とおばさん)になりましょう。喜んで!
(楢岡焼き)の一輪差しに挿してみた。なんだか寒々として可哀想。寂しそうだ。。

庭の木々は紅葉したり葉を落としている(>_<)何とか見つけた椿の小枝。温かそうにはなったけど 少し違うような・・・?。

元気そうな緑が残っていた。ヽ(^。^)ノ
紫陽花の葉。花の色はひきたつけれど・・・う~ん これもなんだかねぇ???

差し木をした鉢植えの薔薇の葉が 少し赤くなっていたが挿してみた。あらっピッタリ。バランスかなぁ。しっくり馴染む。最も似合う気がする。
やっぱり神様のお決めになったものが一番でした(^_-)-☆ 相性と言うのだろうか。バラもリラックスしたようだ。良かったね(^_-)-☆。

薔薇を挿したこの一輪差しは「楢岡焼き(ならおかやき)」と言います。
江戸時代の末から続く 秋田県大仙市旧南外村の伝統陶器です。
独特の群青色(ぐんじょういろ)の釉薬(ゆうやく)で 海鼠釉(なまこゆう)が特徴です。
秋田に来て初めて見た時から 引き込まれるような色合いの美しさと 気品がありながら素朴な印象を持つこの陶器に魅せられています。
「楢岡焼き」の特徴である海鼠釉をご紹介しますね。
秋田を少しでも多く知って頂くことに繋がれば嬉しいことです。
菓子鉢。
お茶のお稽古の時にも 練り切りや干菓子を良く引き立ててくれます。_

裏返して側面を見ると 釉薬が垂れて膨らんでいます。
これが海鼠釉(なまこゆう)です。

現代風の変形大皿。時代と共に少しスタイルを変えています。こんな感じも良いものです。
片口。納豆や とろろを入れると 口が付いているのでご飯の上に滑らせやすくて重宝です。
夏には冷汁を入れたり 又はサラダを盛ったりして使っています。
煮物を盛りつけたりしても 美味しそうに見せてくれます(*^_^*)

片口の側面。海鼠釉の何とも言えない味わいが気にいっています。
この海鼠釉は自然のなせる技。濃い釉薬が垂れて面白い造形美を成すので 同じ物はありません。まさに一点ものです。

花には緑の葉 器にはおいしい料理が盛られること。
どちらも相手を引き立て合って 相性が良いって どちらも素敵になることなのね。
相手を引き立てることができて尚且つ 自分も輝けたら とっても素敵。
我が家の庭で 今年最後に咲いてくれた 末っ子の小さなバラに教えられた大切なこと。
ささやかな暮らしを 今日も恙無く収めることができたことに感謝をして綴る独り言。
拙い独り言のようなブログを 最後までお読み下さって有難うございます。
(言の葉ISの絵のない絵本)と映像で綴る(番外編・箸休め)どちらも毎週火曜日に更新しています。
次回は十二月三日です。どうぞご覧下さいませ。
追記。今回のバラの写真は十一月二十日撮影のものです。
柿渋抜きの作業を優先したので 更新の順序が入れ替わっています。
冬タイヤへの交換も済み 朝晩どころか日がな一日ストーブを焚くほど寒くなったこの季節に 小さな薔薇の蕾が庭の片隅で 裸木に一輪残っていた。
かじかんだような硬い蕾。ふっくらと開く力が残っているかどうか判らないが 寒かっただろうにと思い家の中に連れて来た。
葉も一枚残らず落ちてしまっているので 如何にも寒そうな風情だ。
雪国秋田でこの時期に地植えの薔薇を見ることは稀である。
晩秋と言うよりも初冬と言うべきこの時期に 思いがけずも久々に見た薔薇の存在。
冬薔薇(ふゆそうび)。美しい表現だ。冬咲くバラのことで 俳句の世界では一月の季語だ。
ふと、そんなことを思い出しながら 鶴首の花瓶に挿してみた。
わが家の庭で今年最後に咲いてくれた末っ子の薔薇。小さな硬い蕾。
何だかとても貴重に愛おしく思える。
部屋の中でゆっくりと温まりながら のんびりその蕾をほどきくつろげる時間を見つけることが出来てよかった。
毎日水を取り替えて温かさと光を気遣いながら見守っているからね。
何だか遠い昔に口づさんだ(花とおじさん)の歌を思い出した。
(花とおばさん)になりましょう。喜んで!
(楢岡焼き)の一輪差しに挿してみた。なんだか寒々として可哀想。寂しそうだ。。

庭の木々は紅葉したり葉を落としている(>_<)何とか見つけた椿の小枝。温かそうにはなったけど 少し違うような・・・?。

元気そうな緑が残っていた。ヽ(^。^)ノ
紫陽花の葉。花の色はひきたつけれど・・・う~ん これもなんだかねぇ???

差し木をした鉢植えの薔薇の葉が 少し赤くなっていたが挿してみた。あらっピッタリ。バランスかなぁ。しっくり馴染む。最も似合う気がする。
やっぱり神様のお決めになったものが一番でした(^_-)-☆ 相性と言うのだろうか。バラもリラックスしたようだ。良かったね(^_-)-☆。

薔薇を挿したこの一輪差しは「楢岡焼き(ならおかやき)」と言います。
江戸時代の末から続く 秋田県大仙市旧南外村の伝統陶器です。
独特の群青色(ぐんじょういろ)の釉薬(ゆうやく)で 海鼠釉(なまこゆう)が特徴です。
秋田に来て初めて見た時から 引き込まれるような色合いの美しさと 気品がありながら素朴な印象を持つこの陶器に魅せられています。
「楢岡焼き」の特徴である海鼠釉をご紹介しますね。
秋田を少しでも多く知って頂くことに繋がれば嬉しいことです。
菓子鉢。
お茶のお稽古の時にも 練り切りや干菓子を良く引き立ててくれます。_

裏返して側面を見ると 釉薬が垂れて膨らんでいます。
これが海鼠釉(なまこゆう)です。

現代風の変形大皿。時代と共に少しスタイルを変えています。こんな感じも良いものです。

片口。納豆や とろろを入れると 口が付いているのでご飯の上に滑らせやすくて重宝です。
夏には冷汁を入れたり 又はサラダを盛ったりして使っています。
煮物を盛りつけたりしても 美味しそうに見せてくれます(*^_^*)

片口の側面。海鼠釉の何とも言えない味わいが気にいっています。
この海鼠釉は自然のなせる技。濃い釉薬が垂れて面白い造形美を成すので 同じ物はありません。まさに一点ものです。

花には緑の葉 器にはおいしい料理が盛られること。
どちらも相手を引き立て合って 相性が良いって どちらも素敵になることなのね。
相手を引き立てることができて尚且つ 自分も輝けたら とっても素敵。
我が家の庭で 今年最後に咲いてくれた 末っ子の小さなバラに教えられた大切なこと。
ささやかな暮らしを 今日も恙無く収めることができたことに感謝をして綴る独り言。
拙い独り言のようなブログを 最後までお読み下さって有難うございます。
(言の葉ISの絵のない絵本)と映像で綴る(番外編・箸休め)どちらも毎週火曜日に更新しています。
次回は十二月三日です。どうぞご覧下さいませ。
追記。今回のバラの写真は十一月二十日撮影のものです。
柿渋抜きの作業を優先したので 更新の順序が入れ替わっています。
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