ライフワ-ク

今年も沢山の懐かしい笑顔に出会えました(*^_^*)

今年もひまわりの咲く時節になった。
背丈は昨年同様であまり伸びなかったが にこにこと笑うように咲いている。
それは夜泣きをせず ご機嫌な時の赤ちゃんの笑顔のように愛らしい。

大きな花の中に沢山の種を含み 太陽に向かって元気一杯にこの花が咲く頃 ライフワークの一つとなっている仕事がある。

秋田市民俗芸能合同発表会。今年で22回を数える。
ひととせに一度 また あの笑顔この笑顔に出会えることを楽しみ。
日頃は静かなこの地域に沢山の車が搬入し 太鼓などの道具を下ろしたり 沢山の子供たちが乗り降りしたりで活気づいている。子供たちの元気な声が 夏の青空に響く。毎年目にする懐かしい光景でもある。

(お元気でしたか)(今年もどうぞ宜しくお願いします)出会う人毎に挨拶を交わし合いながら エレベーターで5階の会場に向かう。畳敷きで立派な能舞台がある。演じ手はここで舞い 奏で 歌う。

ここは秋田市民俗芸能伝承館(愛称:ねぶり流し館)。
秋田市には沢山の民俗芸能があるが 人口の減少と共に伝承者も減り ともすれば風前のともし火となりがちだ。
そこで年に一度の合同発表会を行い 沢山の人にも見て貰い知って貰う機会を作り 伝統芸能の維持と保存と演じ手の育成を目的に始まった会だ。

今年で22回
kanntoutohito.jpg
提灯に火を灯すとこんな感じになります。額で支えたり 腰や方で支えるなどの 妙技もあります

演目(1)三皇熊野神社(さんこうくまのじんじゃ)獅子舞  あがり獅子sisimai_20120731033533.jpg
お祓い行事として毎年演目のトップに行われる。燈明を灯した家々に上がって舞うので あがり獅子。
獅子頭には 額に秋田佐竹家の家紋が金で描かれている。こんなところも披露してもらえます。

演目(2) 岡本新内秋田伝承会 >①せめて一夜の  ②せめて雀の
江戸時代 歌舞伎役者七代目市川団之丞に端を発し 埃を立てず静かに舞う お座敷芸。しっとりとした情緒がありました。
okamotosinnnai_20120731072016.jpg


演目(3)山谷番楽(やまやばんがく) 「市指定無形民俗文化財」
①露払い ②三番叟(さんばんそう) ③神舞(じんまい)④五条の橋
太平山信仰で修業に励む山伏が 山の神に奉納するために舞ったとのが始まりいわれている。
yamayabanngaku.jpg
きらびやかな衣装に身を包んだ子供達。みんなお行儀がいいでしょ。
観客にご説明しているのは保存会会長さん。根気強く優しく子供たちを指導される姿勢に毎年の事ながら頭が下がります。
yamayanarimono.jpg
舞は勿論。鳴り物も歌い文句も 皆上手で可愛らしく能舞台が華やぎました。

演目(4)黒川番楽(くろかわばんがく)(市指定無形民俗文化財」
①清祓い ②武士舞 ③三番叟(さんばんそう)
kurokawabanngaku.jpg
村人の安穏・長寿・五穀豊穣・雨乞いなどを願う敬神的で山伏神楽を色濃く残す芸能。
面の作りは鎌倉時代と言われており 顎と口が動く作りになっている。

演目(5)土崎湊ばやし「国指定重要無形文化財(土崎湊曳山行事)のお囃子」①寄せ太鼓 ②湊ばやし ③あいや節 ④秋田音頭(手踊り) ⑤寄せ太鼓
minatobayasi.jpg
寄せ太鼓のどこか哀愁を含んだ音色に誘われて そぞろ歩きをしたくなります。まさに人々を寄せる集める寄せ太鼓。ネーミングにも納得です。四人で音を絶やすことなく次々と打ち手が入れ替わりながら叩く妙技も感動です。
taiko.jpg
太鼓もアップで見ると日本人の手技の美しさと丁寧な作りに見入ってしまいます。

演目(6)秋田万歳 「県指定無形民俗文化財」
①扇万歳(えびくずし) ②御国万歳(つっつき舞・婆舞)
akitamannzaikimono.jpg
正月初めに家々を回り門付けして歩く祝福芸能。太夫と才蔵の掛け合いが面白い。黒地に松竹梅と鶴亀を図案化して染め抜いた衣装が舞台に凛と映える。

演目(7) 萱ヶ沢番楽(かやがさわばんがく)「市指定無形民俗文化財」①神舞 ②三ッ剣 ③獅子舞
天明元年(1781年)に本荘市赤田の名僧が無業息災の為に獅子舞などを教えたのが始まりとされている。平成元年に子供番楽が結成された。
kayagasawa.jpg

演目(8)羽川剣ばやし 「市指定無形民俗文化財」
①創作太鼓 ②剣ばやし・シャギリ
syagiri.jpg
羽川小太郎義植が大曲城を攻め落とした戦勝の酒盛りで 居合わせた人々に銀扇を与えて躍らせたのが始まりとされる。

演目(9)荒巻晩学(あらまきばんがく)
①獅子舞 ②露払い ③屋島合戦の舞
約350年前から伝わる。勇壮で荒々しく他に類を見ない番楽で殊に(屋島の合戦)は圧巻。
aramaki5.jpg
お互いを抱え会いながら何回もぐるぐると舞台上を回転して巡る。技も力も大変。大きな拍手だ。

演目(10)秋田民謡
①ひでこ節・能城舟歌 ②秋田長持歌・新たんと節 ③田の草取り歌・酒屋唄メドレー
akitaminnyoyu.jpg

米所秋田。美味しいお米は美味しいお酒を作り 沢山の民謡も歌い継がれてきた。
会場中が手拍子をとり 共に口ずさみ リクエストもあり 皆さん十分に盛り上がり楽しまれて御開き。

全員恙無く健やかに過ごし また来年欠けることなく笑顔で集い この会を開くことが出来ますように。
挨拶を交わし合い 外に出ると夏の午後三時の太陽が力強く照りつけている。
今週から竿灯祭りも始まる。
21年間積み上げられたライフワークは 私に夏真っ盛りを告げる大切な歳時記になっている。


拙いブログを最後までお読み下さって有難うございます。
(言の葉ISの絵の無い絵本)毎週火曜日に更新しています。次回は八月七日です。
次回もどうぞご覧下さいませ。





追記。私のいる位置をご説明させて頂きます。画像が全て横向きの理由をお伝えしたいからです。
画面の左側に緞子で作られた(揚げ幕)があります。裾を一メートル引きずる丈になっており 緞子に結ばれた竹で幕の上げ下げをします。

その隣の小さな窓は (奉行窓)または(アラシ窓)と言われ 縦の桟を取りつけ窓の内側を御簾を掛けて 外からは鏡の間が見えないようになっています。発表会当日は御簾が剥がされ 司会の私と市の職員の連絡窓になっています。(次の演じ手スタンバイしました)(はい。判りました)そんな風に使います。

袋を持って立っているご婦人の後ろに椅子が三脚あります。こちらで司会をしています。
司会席 館長席 関係者席です。(開始前なのでどなたかテープレコーダーを置いているようです)

私はこの席からデジカメで撮りましたので 正面画像が無いのです。お伝えしにくかったらお許しくださいね。

agemaku.jpg
正面の観客席には沢山の座布団が敷かれています。その後ろには椅子席も充分に準備されています。
椅子席の後ろの窓からは 千秋公園の高台にある御隅櫓が見えます。

プロフィール

言の葉IS

Author:言の葉IS
みちのく秋田在住。
座右の銘{往く言葉が美しければ 還る言葉も美しい}
日常の小さな出来事を綴ります。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
言の葉ISカウンター
言の葉IS

FC2Blog Ranking

リンク
検索フォーム